今回は、『働く』のハナシシリーズ。

「働く」のハナシvol.1新任教師過労死ライン超えと電通女性新入社員の過労死を受けて
「働く」のハナシvol.2新任教師過労死ライン超えと電通女性新入社員の過労死を受けて

「就職活動」に焦点を当て、お話し致します。
さて、2017年の就職本格解禁まで、あと2か月を切ったそうです。

 

まずは、リアルな現実を知ること。
これは、以下のニュースで言われている8つの項目をやっておくということではありません。
http://就活スタート時期をめぐる100年間の変遷 大正時代から前倒しと後ろ倒しの繰り返し【下記参照】【下記参照】

なぜ、そのようなことが起きるのか。
なぜ、自分がそのような状況になっているのかを客観的に捉え認識していくことです。

 

私は、毎日の学級経営と授業で、日々、悩むことがあります。それは、1つの集団をコントロールしようとすると、
自ずとそこに『意図すること』が生まれ、『不自然さ』が生じるという点です。

その『不自然な状況』をあたかも、『自然である』かのように装われているのが現代社会なのです。

つまり、そこには、何らかの意図的な『しかけ』が、組み込まれているということです。

何が正しい、間違いである。
何を、信じるか、信じないか。

それは、1人1人の価値判断に委ねられますが、この両者ともにナンセンスな思考なのです。

ですから、どちらか一方の捉え方ではなく、『どうよりよくしていくか。』
という選択しかないのだということに気付くでしょうか。

多角的にものごとを捉え、立体的にアウトプットしていくことは、とても大切なことです。

 

 

2017年センター試験のトリック!『日本にいる本当の優秀、聡明な子は大学にはいない。』vol.1
2017年センター試験のトリック!世界共通の問題『登竜門は自分で設定し社会に出る準備を進めるべし』vol.2

上記の2つの記事で、登竜門をくぐり抜けた先には、ほとんどの人がそこをめざしてきているので、
力尽き、大学の目的や価値を見いだせずに、その後の就職活動に向けて再び同じことを繰り返すということを述べました。
とくに、関西、関東では、よく見られる現象です。

それが、今の就職活動です。
大学の研究や学部、学科は、ほとんど生かされることなく、皆、同じところに行きつくのです。

 

町には、あと2か月もすれば、「真っ黒いスーツを着て、就職メイクをした学生たち」が溢れかえります。

この時期の女性に、黒スーツがとても似合う人なんていないでしょう。
すれ違うと、我慢して、頑張っている姿が、靴のかかとやバックの持ち手から、感じ取れます。

もちろん、「我慢」することは、成長にも繋がり、悪いことではないのですが、
何に対して「我慢」するかを間違えてはなりません。

価値の低いことに我慢していても、自分に嘘を付いているので、
結局は、自分を苦しめることになるのです。

だから、私は、エールを送らず、「頑張れ」という言葉を口に出すこともありません。

それは、冷たい態度でしょうか。

私には、余計なお節介にしか思えず、他人事のように、
周囲からの冷たい眼差しは、この国の特徴としか思えません。

そもそも、この黒スーツ制を早く卒業できないものかと私は思っています。

その期間だけ、黒染めをして、その期間だけ、頑張る!という風潮。

『お祈りメール来た、日本死ね』などという言葉も、私は初めて耳にしました。

 

受験という『登竜門』をくぐり抜け、点数を必死に稼ぎ、
大学でも、真面目に聴講。着々と、単位に繋がる点数を稼ぐ。

時に、友達がライバルに見えて、友情さえも見失い、孤独感を味わう。

友達の内定を喜びながらも、自分と比較して考えなくてはならない状況。

就活で、インターンでも点数を稼ぎ、他者から見られる自分ばかりを気にさせる意味のない『自己分析』

内定を受け、家族を喜ばせ、つかの間の数か月間。

その4月からは、急に組織の人間として、言葉、服装、思考の強制を図られる。

女性は、働くことが、自分の能力を発揮することになり生きがいになる。
と思い込み、生きる時間を削って、労働力として働きます。

私たちには、「子どもを産むことは、過酷であり、大変である。」という情報が、
日々、どこかしらで、刷り込まれます。

これら(太黒字)は、社会にある『意図的なしかけ』です。

『働くとは、どういうことなのか。』

私たちの世代は、男性に負けたくない、平等に、という考えの女性は、ほとんどいないでしょう。
なぜなら、自分自身にもポテンシャルがあることを潜在的に知っており、
それらは、男性ではなく女性として生まれてきたから可能になる「豊かさ」に繋がることが直観的にも論理的にも解るからです。
また、逆も言えます。

それは、過去のように、どちらか一方が劣っているとか、優位であるとかいう発想は、
既に存在していないということを意味します。

互いに、生物として普遍的な価値のもとで、得意なことをすればいいからです。

つまり、世界的な制度やエンターテイメントなどを用いて、『同化』させ『混在』させていくことは、
余計に互いのポテンシャルが発揮されないのです。

これも『意図的なしかけ』です。

しかし、まだ、自分の能力を仕事で発揮することは、生きがいであり、仕事だと思って信じて疑わない人もいます。
私もまた、そうである一面もあるので、どちらが悪いという議論をここで繰り広げるつもりもありません。

夢中に働き、自分の心身と能力が、労働力にすり替えられる。
キャリアを積めば積むほど、その過酷さは増します。

そして、『結婚』『出産』で子どもを産み、育てることも難しい世の中。

子どもを産む頃になったら、『保育園落ちた、日本死ね』という後始末。
保育園の点数稼ぎ

 

何のために、働くのか。

何のために、生きるのか。

「女性が輝くって、そういうことではないでしょ。」と私は言いたい。

大人が豊かな表情になり、豊かな心で、過ごしていたら、子どもはそれだけで、豊かに成長します。
皆、子どものころには誰もがもっている「自分の生を輝かせたい。認めてほしい。」という思いは、
社会の常識やそれぞれの国、時代に歪められることなく、豊かな教育システムのなかで、
ひき出すことができるならば、確実に、今の「黒スーツの就職活動」は存在していないでしょう。

輝くって、働いたり、無理に頑張ったりすることではない。

 

もう一度、自分の胸に手を当て、幼き頃の自分に問うてみてください。

道は、これだけじゃない。
キャリアか、子育てかという選択ではなく、どちらも、自由に選択できる。
そもそも、その発想自体がナンセンスであると。

本当の強さや、豊かさに価値を見出し、気付く目をもっていなくては、
自分で自分の首を絞めているような状況に陥ることが、目に見えます。

私たちの2つ、3つ上の世代は、そのように生きているという事実から気付くからです。

子どもたちの『生きる力』は、もはや、『生き抜く力』へと変わっているのです。

生き抜く強さが、ここでは必要です。

この『しかけ』に気付き、未来にそれを残さない選択ができるのも、また、私たちだけなのです。

 

 


【以下参照】

http://就活スタート時期をめぐる100年間の変遷 大正時代から前倒しと後ろ倒しの繰り返し

2017.1.14キャリコネニュース

就職活動の時期がなかなか定まらない。学業を阻害しているという理由で、行政が就活の後ろ倒しを要請する。しかし、学生は内定獲得のために早くから企業回りなどの準備を始め、企業の方も人材確保のために抜け駆けをして採用活動を開始する。特に好景気のときには、早期化に拍車がかかる……

就職活動の早期化とそれに歯止めをかけようとする動きはこれまでにも繰り返されてきた。2015年には、学習時間の確保という名目で選考開始が8月に後ろ倒しされたが、就活そのものが長期化し、かえって卒業論文などに取り組む時間が減ったという。結局、2016年には3月広報解禁・6月選考開始へとまた前倒しされることになった。

実はこうした就活を取り巻く動きは、いまに始まったことではない。コンサルタントの海老原嗣生氏の著書『お祈りメール来た、日本死ね』(文春新書)によれば、100年も前から選考の時期をめぐって「イタチごっこ」が繰り返されてきたらしい。同書を参考に、日本の新卒一括採用の歴史を紐解いてみよう。

高度成長期に一気に早期化、1971年には3年生の1~2月に就活スタート

大学生の新卒採用が定着したのは大正時代のこと。当時は大学卒業後に選考を行っていた。 しかし第一次世界大戦による好景気で学生の売り手市場となると、選考が最終学年の11月ごろに前倒しとなった。このころからすでに、就職活動の早期化による学業阻害が嘆かれていた。

そこで1928年には、日本銀行・三菱銀行など18社の連盟で、選考を卒業後とする協定が発表された。だが金融恐慌の影響で採用枠が縮小し、就職難を心配した学生たちは卒業前から就職活動に奔走する。そのため協定もしだいに形骸化していってしまう。

戦後、最終学年の秋採用が定着したため、文部省は、「4年生10月中旬から1ヶ月くらい」で選考を行うように日経連や大学関係者に要請。だが高度成長期に入ると、就職活動は早期化の一途をたどり、1963年には4年生の6月、1964年には4年生の5月、そして1971年には3年生の1~2月と早期化が進んだ。

このように戦前から現代まで、就職活動の早期化に歯止めをかけようと協定が結ばれたり、要請が出されたりしても、結局守られずに早期化するということが繰り返されてきたのだ。

2015年には後ろ倒しされるも、今度は就活の長期化が問題に

近年では、リーマンショック後の不況の時期に、就活時期の見直しの機運が高まった。当時は、就職活動への不安から早くに活動を始める学生が多く、学業への影響が懸念されていた。

日本学術会議は、2010年に就職活動の時期を後ろ倒しすることを提言。国公私立大学や高等専門学校が組織する就職問題懇談会、商社による業界団体である日本貿易会、経済同友会までもが就活後ろ倒しの提案に動いた。

また2013年には、政府も後ろ倒しを経済団体に要請。安倍政権が掲げた「日本再興戦略」には、「若者の活躍推進」のため、就職活動を後ろ倒しし、学習時間を確保したり、留学を推進したりすることが盛り込まれた。

こうして2016年卒からは、広報解禁が3月、選考開始が8月となったわけだが、やはり早くから採用活動をしていた企業は少なくなかった。8月にはすでに6割の学生がどこかの企業から内定を得ていたということが文科省の調査で明らかになっている。

調査では、就活後ろ倒しで良い影響は「特にない」と答えた学生が半数近くに達するのに対して、「就活期間の長期化」、「卒論作成の時間の現象」などの悪い影響があったと答える学生が多かった。

結局、2017年卒から3月広報解禁・6月選考開始と若干前倒しされることとなった。

結局、学生にとってはどの時期の就活がいいのか

以上、『お祈りメール来た、日本死ね』から就活時期の変遷をたどってみた。しかし結局のところ、どの時期に就活を解禁するのがよいのだろう。かつてのように卒業後に後ろ倒しするのがよいのだろうか。それともあまり長期化しないよう気を付けながらも、3年生の春休みあたりから行うのがよいのか。

留学には、就活時期よりも経済状況が及ぼす影響が大きいという。とはいえ就活時期が遅くなれば、留学しやすくなることも確かだろう。留学生を増やしたいのなら、やはり後ろ倒しが有効なのかもしれない。

一方、学業については、就活時期のせいで勉強をしなくなっているというのは疑わしい。本書に登場する崇城大学・総合教育センターの辻田氏も、学生が勉強しないのは就活時期だけが問題ではないと述べている。学生に勉強をしてほしいのならば、就活時期の見直し以外の対策が求められそうだ。

そもそも新卒一括採用という採用方法自体を見直した方がよいのではないかという意見もある。新卒一括採用では、未経験者をポテンシャルで採用するため、選考の基準が「コミュニケーション能力」など曖昧なものになりやすい。また新卒時に就職に失敗すると挽回するのが難しいといった弊害も指摘され続けている。

就活をめぐっては100年前から今もなお問題だらけである。現状のシステムを変えるのはなかなか難しいが、疲弊する就活生が一人でも減るよう、ベストな方法を社会全体で模索し続けていく必要があるだろう。


http://あと2ヵ月! 2018卒就活生が就活本格解禁前にやっておくべきこと8選
2017.1.15アメーバニュース

3月解禁から本格的にはじまる18卒の就職活動! 本格的にエントリーや面接といった選考が始まる前にも、できる準備はたくさんあります。のこり2ヶ月ほどですが、その期間に就活本格解禁までにしっかりと取り組んでおくとプラスになることを社会人の先輩方に聞いてみました。体験から得た素晴らしいアドバイスを参考にして、しっかりと就活に向けて準備しましょう!

■2018年卒の就活生が年明けから就活本格解禁の春までにしておくべきことは何だと思いますか?

●情報収集

・自分の時は売り手市場だったので、あまり考えずに誘われた会社に入社してしまったから。一生の不覚だった(男性/50歳/情報・IT)
・情報収集をしておいて、早め早めに動くことが大事だと思うから(男性/37歳/情報・IT)
・どんな会社があり、自分に合った会社がどれだけあるのかを調べておくことが大切だと思うから(女性/30歳/その他)
・どれだけ有益な情報を得られるかで就活の良し悪しが決まると思うから(男性/50歳/通信)

●自己分析

・面接やエントリーシートの志望動機で、教科書的な一般論を記述するのではなく、本当に自分がやりたい仕事は何なのか内観する必要があり、そのほうが就活への取り組み姿勢に繋がってくるから(男性/35歳/食品・飲料)
・自己分析ややりたいことを知っておくと、就職活動が進めやすくなるから(男性/46歳/学校・教育関連)
・今の自分がどういう人間なのか、分析していたほうがいいと思う(女性/41歳/その他)
・そのころにじっくりと自分自身と向き合って客観的に分析をしていたほうが、その後第一志望の会社を決めたりするときにぶれたりしないと思うから(男性/32歳/不動産)

●業界情報収集

・幅広い会社情報の収集。特にコンシューマ企業以外。世の中、自分が使う商品を作る会社だけでなくても、いい会社はいっぱいあるので、それをよく調べること(男性/50歳/電機)
・業界研究。どの業界が合っているか調べる(男性/37歳/運輸・倉庫)
・企業についてポジティブな情報を集める。最近は企業訪問をする前に会社のネガティブなことを広める人がいるから(男性/39歳/学校・教育関連)

●面接の準備

・敬語、謙譲語、丁寧語の使い方を明確に熟知するべき。新人が入社して自分の身内を「お父さん、お母さん」と言うのを聞いて呆れた。真顔で言っているからふざけてはいない。だからこそ「救いようがない」と思った(男性/50歳以上/運輸・倉庫)
・社会人としてのマナーを身に付ける。就活では挨拶や礼儀を重んじられたため(女性/33歳/不動産)
・経験してきたことの整理。何をどのように伝えたらいいかわかるから(男性/31歳/不動産)

●その他

・思い切りリフレッシュ。社会人になったらそうそうできないから(女性/33歳/学校・教育関連)
・身の回りの断捨離 。断捨離で頭がスッキリして、部屋がきれいになったので気分も落ち込まずに済んだから(女性/25歳/小売店)
・毎日新聞に目を通す。急に読みはじめてもなかなか理解できない。ある程度慣れておくことが大事だと思う(女性/25歳/食品・飲料)
・宅建を取って、簿記2級を取って、TOEICの点数を1点でも上げる。目安を見せないとわからない(男性/34歳/団体・公益法人・官公庁)

自分のことをしっかりと知っておくべきである、という意見が多く見受けられました。なんとなく時間を過ごしていると、自己分析を行うということはないかと思いますが、自分のことを知るということは大切な第一歩であるようです。

自分を知るというのはもちろんのこと、企業のこと、面接を受ける会社のこともしっかりと知っておくべきという意見がほとんどでした。また、今のうちに新聞やニュースをしっかりときちんと読み込むなどして、一般的な知識や時事情報もしっかりと知っておいたほうが良いでしょう。

文・学生の窓口編集部

マイナビ学生の窓口調べ
調査期間:2017年1月
調査人数:社会人男女241人