大学進学に向けての『通過門』の一つが、日本では、独立行政法人大学入試センターが実施する「センター試験」です。
2017年。今年は、大詰めの時期を越え、大雪や厳しい寒さで、受験生の体調など気になるところです。
http://センター試験2日目始まる 大雪で繰り下げた会場も【下記ニュース記事参照】

さて、今回は、『大学入試』について、シビアな視点で考えていきます。

以下、高校生の君へ、そして、そこに関わる方に向けて綴ります。

 

日本では、今、大学という組織と物質的な建物を維持し、運営していくために四苦八苦している状況があります。

また、この『試験』に向けて、幼小中学校から、着々と準備が進められ、18歳の高校卒業時にはその方向性が決められます。
特に、日本は、義務教育制度を補完し、強化するための環境が多く存在しています。

日本の社会全体的に、義務教育を受けてきた人は、この仕組みに疑問をもたず、
当たり前のように、この『登竜門』に集結するのです。今年は、57万人以上もの人が集中したそうです。

しかし、http://成績ダントツ3県(石川・福井・秋田)の大学進学率はなぜ軒並み低調か?のデータからも解るように、
義務教育の学力テストの成績が良いからと言って、日本では、進学率が上がるかと言ったらそうでもないという事実。

つまり、本当に『聡明で、優秀な人は、大学にはいない(進学しない)』というのが、日本の今の実態でしょう。

すでに、長年の義務教育を受けていれば、気付く人は、気付いているのです。

日本には、なぜか『センター試験マジック!』のような風潮がありますね。
キット〇ットやカロリー〇イトの広告と合わせて、「頑張れ!受験生!」みたいな・・・
先日、電車に乗っていた私は、その広告を見て、大きな違和感を覚え、2度見しました。Σ(゚Д゚)

しかし、すでにそのような、トリックを見破っている生徒は、そこには見向きもしない。

理由は、魅力がないから。

だた、それだけです。

いちいち親に説明していると、時間もかかるし、反発もくらう。
だから、静かな抵抗を続けている子もいるのではないでしょうか。

その数は、潜在的にも、多く潜んでいると思います。
それだけが唯一、日本の教育に、残された可能性ではないかと私は思っています。

そのような人達こそ、今の日本に必要不可欠な人材(才)なのです。

 

では、通過門を抜けて、大学進学によって、得られるもの、目的はなんでしょうか。

「目の前に飴をぶら下げられて、その目標(合格)に向けて走ること」を余儀なくされた人たちは、
大概、『登竜門』で力尽き、合否に関係なく、その後、生きる目的を見失い、ギブアップしていきます。

その理由は、2つあります。
1つは、自分の生きる幸せや豊かさに繋がっていないことを知るからです。
2つめは、学部や学科に分かれても、そこを卒業してからの道は、ほとんど変わらず、
「誰かが求めていることを、処理し、現実化していくために働く」からです。

人生の中で、多感であり、心身共に成長させ、知性及び能力を発揮しやすい18歳~20代で求められているのは、

「情報処理能力、記憶力、判断力」です。それは、試験の問題を見ても、判るでしょう。
この力が、上記で述べたことを実現させていく行動に繋がるのです。

ちなみに、医者、弁護士、政治家、学者、専門家、公務員、起業家、教師、など皆、同じ目的で存在しています。

担う役割は、違っても、上へ行けば行くほど(昇進、名誉、知名度)、その役割の抽象度を上げて見れば、
同じような役回りをしていることが解ります。

スポットライトが当たるには、それだけの意図的な理由があるからです。

 

多くのセンター試験を受ける人の中には、『この専門性を身に付けて、自分の能力と経験値を上げ、社会に還元したい。』と
強く思っている人もいるかもしれません。

しかし、大学は、その専門性を磨き、『伝授される機関』でないことは、事実です。
なぜなら、研究者によって異なりますが、自己満足な研究や、求められる研究だけを実施する場だからです。

人から人へ知恵を伝承し、教え、育てる機関ではないからです。
ほとんどが、研究者のアウトプットの場として、終始しています。

それを、聴講することにより、点数が稼げる仕組みであり、この体制が、究極の義務教育の最終完成版なのでしょう。

どれだけ、小中高で、いきいきとした目をして、輝いていた子も、その自発的な輝きを失っていくことに
私は、ずっと、疑問を覚えていました。

学部や学科などは、名称だけであり、ほとんど変わりないと私は思っています。
実際、日本の社会の就職先では、学部によっての差はほとんどありません。

つまり、肩書きとしては役に立っても、内容は、生きる足かせになっているのです。

何が、幸せか、何が豊かさなのか。

もう一度、自分に問うことです。

本当の学びは、学校の外にあります。人生で、自分の問いをもち、自分の学びを続けることです。

日本の学生よ!目を覚ませ!

つづく。

 

 


http://センター試験2日目始まる 大雪で繰り下げた会場も

2017.1.15日本経済新聞
大学入試センター試験は15日、全国の会場で2日目の日程が実施された。大雪の影響のため各地で交通が乱れ、センターや大学などが対応に追われた。広島市の市立大と広島修道大は会場全体で試験の開始時刻を1時間繰り下げた。

 15日は理科と数学を実施。2013年度から現行学習指導要領が完全実施されており、全てこの指導要領に基づく課程に対応した問題になる。

 理科は「物理基礎」「生物基礎」など基礎4科目と、「化学」「地学」など専門4科目の計8科目から受験科目を選択。専門4科目で平均点に20点以上の差があった場合は得点調整を行うが、受験者数が1万人未満の科目は対象外となる。

 カンニングなどの不正行為があった場合、センターは15日夜に概要を公表するとしている。

 志願者数は前年度より1万2199人増の57万5967人で、試験を利用する大学・短大は848校。平均点の中間発表は18日、得点調整の有無の発表は20日、平均点の最終発表は2月2日を予定している。体調不良などで受験できなかった志願者らを対象にする追試は1月21、22日に東京と京都で実施。〔共同〕